チェルノブイリ事故汚染地域を巡回する放射線管理移動ラボ

ベラルーシ国境核・放射性物質不法移転防止支援では、放射能汚染された国境地帯で核不法移転取締り活動に従事する国境警備職員や汚染地域に住む一般住民の体内放射能測定を行うため、ホールボディカウンタや食物汚染検査機器を搭載した放射線管理移動ラボ(巡回測定車)も供与しました。
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ホールボディカウンタ 食物汚染検査機器

同ラボは、供与後約1年半の間に延べ8,747名(うち住民6,604名)を検査しました。体内放射能が基準値を超えた者は、普段食べている食品(キノコ、ベリー等)をラボに持ち込んでその場で汚染源の特定を行うと共に、更なる検査や治療のため連携する医療機関へ紹介されます。同ラボは、各地域を定期的に巡回するので、病院へ通うのが困難な過疎地域の住民からも大いに感謝されています。

なお、福島第一原発事故以降、こうしたベラルーシの取り組みに学ぼうと日本からも多くの関係者が本ラボを視察しています。

(住民の検査の様子)
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