2017年(平成29年)10月31日
日・カザフスタン核兵器廃棄協力委員会技術事務局
2017年4月から10月にかけて、カザフスタン・ウルバ冶金工場核セキュリティ強化支援事業(注:2015年2月完了、事業費3.37億円)に係る事後評価が実施されました。
2017年6月には、事後評価業務を受託した公益財団法人日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センター(以下「事後評価者」)の専門家2名が、現地調査のためカザフスタン・ウスチカメノゴルスク市のウルバ冶金工場を訪問するとともに、アスタナ市のエネルギー省原子力・エネルギー監視・監督委員会(規制機関)や国営原子力公社カズアトムプロム(ウルバ冶金工場の親会社)を訪れて協議を行いました。
事後評価者は、施設の核物質防護システムの稼働状況、トレーニングによる施設職員の技能向上、事業の波及効果、事業終了後の持続的取組み等の総合的観点から評価を行い、今後の活動に対する提言や教訓を含む報告書を日・カザフスタン核兵器廃棄協力委員会に提出しました。