平成17年6月
- 去る6月7日、東京の赤坂プリンス・ホテルにおいて、日露非核化協力委員会及び米国の戦略国際問題研究所(CSIS)の共催、日本外務省等の後援により、「G8グローバル・パートナーシップに関する東京セミナー-より安全な世界の構築へ向けて」を開催しました。本セミナーには日本及びロシアの関係者の他、G8各国、ノルウェー、豪州、韓国、北極圏軍事環境協力(AMEC)、NGO、プレス等も含め約120名の参加がありました。
- 会議では、河井外務大臣政務官の開会挨拶に続き、サム・ナン元米上院議員による基調演説、日露両国の総務会代表である野村大使及びアンティポフ副長官より対露非核化協力の現状、問題点等についての説明が行われました。続いて、「グローバル・パートナーシップのレビュー」と題したパネル・ディスカッションが行われ、国際的な安全保障及び協力を進める上でグローバル・パートーシップが果たした役割を中心に、関係国・機関の間で率直な意見交換を行いました。午後は、「ロシア退役原潜解体のための協力」及び「余剰プルトニウム処分」をテーマとしたプレゼンテーションが関係国・機関の代表により行われた後、「G8グローバル・パートナーシップの課題と将来」と題したセッションにおいて今後の見通しを含む総括的な議論を行い、閉幕しました。なお、日本国政府のセミナーの概要及び評価については、外務省のホームページをご覧ください。
- 本件セミナーにおける演説テキスト及び議論の詳細については近く作成される予定の報告書をご覧下さい。