平成26年7月8日
日露非核化協力委員会技術事務局
- 2014年6月24日(火)、ロシア連邦沿海地方ラズボイニク湾の退役原子力潜水艦の原子炉区画陸上保管施設において、日本国政府が建設に協力したブラスト・塗装施設の完成式典が開催されました(支援額約7.26億円)。式典には日露両国政府、地元自治体等の関係者が出席し、露側関係者から日本の支援に深甚なる謝意が表明されました。
- 現在、ラズボイニク湾には退役原潜解体後の原子炉区画約50基が一時的に海上保管されていますが、ロスアトムは2020年までに全ての原子炉区画の陸揚げを行い、今般完成したブラスト・塗装施設で防食塗装を施した上で長期保管(約70年)することを目指しています。今般の施設完成により、原子炉区画を陸上で安全に保管するための技術工程が完結しましたので、2012年に日本国政府が供与した浮きドック等の機材と相俟って、原子炉区画陸上保管施設の本格的稼働が可能になりました。
【参考】「極東ロシア原子炉区画ブラスト・塗装施設建設協力事業に係る資金供与契約の署名について」(平成25年3月13日)
(式典の様子)
関係者挨拶 | テープカット | 記念銘板除幕 |
ブラスト・塗装施設 | ブラスト・塗装施工の為に 施設に搬入された 原子炉区画第1号 |
陸上保管される原子炉区画 |